愛と調和を守るため、聖なる戦士セーラーディオーレは幾度となく暗黒の軍勢を退けてきた。どれほど堅牢な妖魔も、彼女の放つ光の矢の前には影のように消え失せるしかなかったのである。だが、敗北を重ね続けた妖魔将軍の前に、新たなる恐怖が姿を現した。それは「時を操る者」妖魔クロノス。彼の力は無慈悲にも戦場の流れを断ち切り、セーラーディオーレを時間の檻へと閉じ込める。瞬きすら許されぬ静止の中で、彼女は下級妖魔たちの積年の怨嗟に晒される。その嘲笑と性的な憎悪は、肉体のみならず、彼女の尊厳をも蝕もうとしていた。凍りついた時の牢獄の中で、聖なる戦士は光を取り戻すこともできずに十字架に磔にされるのだった。[BAD END]





